通販同梱物で売上アップ!荷物を開けた瞬間にチラシが生み出す効果と事例紹介

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通販で商品を注文したとき、段ボールを開けると商品の他に小さなチラシや冊子が入っていた経験はありませんか? 実はあれ、ただの"おまけ"ではありません。

EC業界ではしばしば「通販同梱物」と呼ばれ、リピート購入や売上アップを左右する、販促・マーケティングツールなのです。しかし、同梱とは言っても「何を入れればいいの?」「本当に効果があるの?」と悩んでいる担当者も多いのではないでしょうか。

本記事では、通販同梱物の基本から活用事例、効果を高めるポイントまで、まとめて解説します。

この記事のポイント

  • 通販同梱物とは「荷物を開けた瞬間に目に入る紙チラシや冊子など」のこと
  • メルマガやSNS広告より確実に読まれるという最大の強みがある
  • 入れるものと渡すタイミング次第で、リピート率・売上が大きく変わる
  • パーソナライズ(個別対応)することで効果がさらに高まる
  • 実際に成果が出た3つの事例を紹介

目次[非表示]

  1. 1.通販同梱物って何?まずは基本をおさえよう
    1. 1.1.荷物を開けたとき「最初に目に入る紙」
    2. 1.2.なぜ今、同梱物が注目されているのか
  2. 2.同梱物が「最強のマーケティングツール」と呼ばれる4つの理由
    1. 2.1.① ほぼ確実に読まれる
    2. 2.2.② 追加コストが掛かりにくい施策
    3. 2.3.③ ポジティブな印象を与えやすい
    4. 2.4.④ オンラインとオフラインをつなぐ橋渡し役
  3. 3.何を入れる?目的別・同梱物の種類と使い方
    1. 3.1.初めて買ってくれた人には「挨拶状(サンクスレター)」
    2. 3.2.次もまた買ってほしいなら「クーポン・チラシ」
    3. 3.3.ブランドのファンになってもらうなら「カタログ・ブランドブック」
    4. 3.4.使い方をわかってもらうなら「解説書・使い方ガイド」
    5. 3.5.顧客の声を集めたいなら「アンケート」
    6. 3.6.今すぐ動いてもらいたいなら「期間限定キャンペーン告知」
  4. 4.同梱物を入れると、どんな成果が出るの?3つの実例
    1. 4.1.食品EC|Webアクセスが1.67倍に
    2. 4.2.コスメ・サプリEC|リピート購入率が1.16倍に
    3. 4.3.ワインEC|レビューで同梱物を称賛する声が
  5. 5.効果を出すための5つのコツ
    1. 5.1.コツ① 目的とタイミングに合わせて選ぶ
    2. 5.2.コツ② 「わたしだけ」と感じてもらう内容にする
    3. 5.3.コツ③ 情報を盛り込みすぎない
    4. 5.4.コツ④ 段階を踏んでファンを育てる
    5. 5.5.コツ⑤ 効果を測って改善を続ける
  6. 6.まとめ:通販同梱物は大事な「営業担当パートナー」である

通販同梱物って何?まずは基本をおさえよう

荷物を開けたとき「最初に目に入る紙」

通販同梱物とは、ECなどの通信販売で、購入された商品と一緒に梱包されているもののことです。具体的には、商品説明のパンフレット、割引クーポン、サンプル品、アンケート用紙などが挙げられます。

ちなみに似た言葉に「同封」がありますが、同封は封書の中に複数の書類を入れることです。同梱は段ボールや小包の中に”商品と一緒に”入れること、という違いがあります。

なぜ今、同梱物が注目されているのか

EC市場の拡大とともに競争は激化し、新規顧客を獲得するコストはどんどん高くなっています。そのなかで注目されているのが、すでに購入してくれた顧客に長く愛用してもらうための施策です。

「1人の顧客が最初の購入から最後の購入までにもたらしてくれる利益の合計」をLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)と呼びますが、このLTVを高めるために同梱物は非常に有効な手段です。

同梱物が「最強のマーケティングツール」と呼ばれる4つの理由

通販同梱物の特徴

① ほぼ確実に読まれる

メルマガは開封されないことも多く、SNS広告はスクロールで読み飛ばされる可能性が高いです。しかし、通販同梱物は違います。到着を待ち望んで楽しみにしていた商品を開封した瞬間に目に入るため、好意的な気持ちの状態で、ほぼ確実にお客様の目に留まります。開封率・訴求効果という点では、他のどのマーケティング手法よりも優れていると言えるでしょう。

② 追加コストが掛かりにくい施策

チラシを別途送ろうとすると、送料・印刷代・人件費がかかります。しかし同梱物は、もともと発送する荷物に入れるだけなので追加の送料がかかりません。また、購入商品と相性の良い商品や組み合わせで新たな楽しみ方を提案する「クロスセル」や、よりグレードの高い商品や大容量サイズへの切り替えを提案する「アップセル」にも取り組みやすくなり、より購買ラインナップや高単価商品訴求といった付加価値を付与することも可能です。

③ ポジティブな印象を与えやすい

顧客は商品が手元に届くとわくわくした気持ちで開封するため、ポジティブな印象を持ったまま同梱物を受け取ることができます。さらに、商品を購入している顧客に対するアプローチとなるので、関連のある同梱物を入れることでより興味を持ってもらえる可能性が高いでしょう。

④ オンラインとオフラインをつなぐ橋渡し役

同梱物にQRコードを掲載することで、ECサイトへの誘導・会員登録・SNSのフォロー・アンケート回答など、各種オンライン施策と連動させることができます。紙のチラシが、デジタルとリアルをつなぐ接点になるのです。

▼QRコードの載せ方完全ガイドはコチラ!

何を入れる?目的別・同梱物の種類と使い方

初めて買ってくれた人には「挨拶状(サンクスレター)」

対面で接客できない通販だからこそ、文章で感謝と温かみを伝える挨拶状は効果的です。「ご購入ありがとうございました」という一言が、企業への好印象・信頼感につながります。名前を入れるなど個別対応をすると、より親しみを感じてもらいやすくなります。

次もまた買ってほしいなら「クーポン・チラシ」

割引クーポンや関連商品の案内チラシは、リピート購入を促す定番の同梱物です。「このチラシを見た方限定」や「次回購入時に使える○○円引き」といった特別感のある訴求が効果的。単品購入の顧客に定期購入プランを案内するチラシも有効です。

ブランドのファンになってもらうなら「カタログ・ブランドブック」

商品のこだわりや作り手の想いを伝えるブランドブックは、顧客の共感を生み、ファン化を促します。「なぜこの商品が生まれたのか」「どんな思いで作っているのか」を丁寧に伝えることで、他社への乗り換えを防ぐ効果も期待できます。

▼”ファン化”に向けた詳細は以下記事でも解説しております。

使い方をわかってもらうなら「解説書・使い方ガイド」

商品が届いたら、顧客はすぐに使いたいと思うもの。正しい使い方を伝える解説書があると、顧客満足度が上がるだけでなく、クレームの防止にもつながります。購入直後に届くからこそ、タイムリーでより効果的なのです。

顧客の声を集めたいなら「アンケート」

実際に使った感想を尋ねるアンケートは、商品改善やサービス向上に役立ちます。回答率を上げるために、クーポンなどの特典をセットにするのがおすすめ。顧客のリアルな声を集める手段として、非常に有効です。

今すぐ動いてもらいたいなら「期間限定キャンペーン告知」

「今月末まで」「先着○○名」などの期間限定情報は、顧客に今すぐ行動するきっかけを与えます。新商品の発売案内や季節限定キャンペーンなど、その時々に合わせた情報を同梱することで購買意欲を高めましょう。

同梱物を入れると、どんな成果が出るの?3つの実例

食品EC|Webアクセスが1.67倍に

冷凍おかず定期便「三ツ星ファーム」では、顧客ごとにパーソナライズしたチラシを同梱。購入商品に合わせたレコメンド商品や新コース入会のご案内など、一人ひとりに合った内容を届けた結果、Webサイトへの訪問数が従来比1.67倍に増加しました。物流現場の負担を増やさない業務フローも構築し、効率と個別対応を両立した点も大きな成果です。

▼株式会社イングリウッド(三ツ星ファーム)&株式会社アイズ様 事例紹介

コスメ・サプリEC|リピート購入率が1.16倍に

コスメ・サプリメントECでは、購入回数に応じて異なるチラシを同梱する施策を実施。初回購入の方にはクーポン、リピーターには商品のおすすめや使い方アドバイスを配信したことで、リピート購入率が前年比1.16倍に向上しました。

ワインEC|レビューで同梱物を称賛する声が

イタリアンワイン専門ECでは、ワインの詳細情報と個別QRコードを印刷したチラシを同梱。ECサイトのレビューに「同梱物の対応が丁寧で良い、またリピートします」という声が寄せられ、QRコードからのおすすめ商品購入にもつながりました。顧客との関係性を深める同梱物の力が証明された事例です。

▼株式会社トスカニー様 事例紹介

効果を出すための5つのコツ

コツ① 目的とタイミングに合わせて選ぶ

初回購入・2回目・定期購入継続など、顧客の購買フェーズによって響く同梱物は異なります。「いま何を感じているか」「次にどんな行動を取ってほしいか」を起点に、同梱物の内容を設計しましょう。

タイミング

おすすめの同梱物

初回購入時

挨拶状・使い方ガイド

2回目購入時

リピーター向けクーポン・関連商品チラシ

3~4回目

セット割クーポン・ブランドブック

長期ファン向け

VIP会員案内・限定特典

コツ② 「わたしだけ」と感じてもらう内容にする

画一的な内容ではなく、顧客が「自分に向けて書かれている」と感じられる同梱物は、満足度が大きく上がります。名前を入れる、購入商品に関連するおすすめを載せる、LINEで気軽に質問できるQRコードを入れるなど、双方向のコミュニケーションができる仕掛けを加えましょう。

▼同梱物のデザイン×訴求力に着目した記事も併せてご一読ください。

コツ③ 情報を盛り込みすぎない

同梱物は多ければ多いほど良いわけではありません。たくさん入れすぎると、受け取る側に「押しつけがましい」という印象を与えてしまいます。顧客にとって必要な情報だけを厳選することが、かえって好感度を高めることに繋がるのです。

コツ④ 段階を踏んでファンを育てる

1回目は挨拶、2回目は感謝とクーポン、3回目はブランドの深掘り……というように、購入を重ねるごとに関係を深める設計が重要です。毎回同じものを入れ続けると新鮮味がなくなるので、フェーズに応じて内容を変えていきましょう。

コツ⑤ 効果を測って改善を続ける

同梱物にQRコードやクーポンコードを入れることで、どれくらいの人がアクセス・購入したかを計測できます。「入れたけど反応がない」という場合は、内容・タイミング・デザインを見直すチャンス。データをもとに改善を繰り返すことで、施策の精度が高まっていきます。

▼お客様から選ばれる存在となるために顧客体験価値(CX)を高める手法はコチラ

まとめ:通販同梱物は大事な「営業担当パートナー」である

通販同梱物は、荷物の中に入った、ただの紙ではありません。開封時のポジティブな気持ちに乗って届く、確実に読まれるコミュニケーションツールです。目的に合ったものを選び、顧客一人ひとりに向けた内容に工夫することで、リピート率の向上・ファン化・売上アップといった成果につながります。

施策として取り組む際には、次の3点を意識してみてください。

  • 誰に・何のために渡すのかを明確にする
  • 「自分ごと」に感じてもらえる内容にする
  • QRコードやクーポンで効果を測り、改善を続ける

まだ通販同梱物をマーケティングに活用していない方は、まずはお試しからご検討ください。小さな一歩が、顧客との長期的な関係を育てる第一歩になります。

AccurioDXでは、顧客データをもとにパーソナライズされたチラシ・DMの作成・同梱をサポートするソリューションを提供しています。

詳しくは「チラシ同梱ソリューション AccurioDX」のページをご覧ください。

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