抱えていた課題 |
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共創への期待 |
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共創後の効果 |
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小田垣 武さま:丹波篠山のビジネスセミナーでコニカミノルタさんの講演を聞いたことがきっかけです。
その後、一人ひとりのお客様に合わせて出し分けができる印刷物による、価値共創をご提案頂きました。
弊社のメイン商材である黒豆は年末年始が大きな需要期ですが、年末年始以外にも、日常的にご利用いただくためのコミュニケーション施策を模索しており、コニカミノルタさんの「一人ひとり個別に出し分けができる印刷物」での取り組みがフィットするかもしれないと考えました。
小田垣 武さま:
最初に、どのような印刷物を一人ひとり個別に出し分けていくかを検討しました。ちょうど夏のカタログを送る時期でしたので、それに同封する挨拶状を個別化することで、弊社を日常使い頂くきっかけを作れないかと考えました。
次に、お客様のセグメントを具体化しました。まず、ご注文回数で、「リピーターのお客様」と、「年末年始のみのお客様」と、2つの群に分けました。さらに、注文日を基準に、「古くからのお客様」と、「新しいお客様」と2つの群に分けました。結果的に、4つのセグメントに分けてコンテンツを検討することにしました。
その後、挨拶状の内容を具体化しました。今回、弊社としては初めての取り組みで、日常的に黒豆茶をご利用頂いているお客様へのインタビューを実施しました。そのインタビュー内容を挨拶状に掲載することで、同じような境遇のお客様にきっかけを与える狙いです。
はじめてのインタビューでしたが、お客様への質問内容や、インタビュー方法について、コニカミノルタさんからアドバイスを頂きました。その結果、いい意味で驚きのある、非常に満足いくインタビューとなりました。
また、受け取った方が「見てみよう」という動機づけのため、それぞれのお客様が、直近でご購入頂いたことへのお礼と、ご購入いただいた商品のおすすめのレシピを掲載して、一人ひとり個別化した(パーソナライズした)内容の挨拶状にしました。
小田垣 武さま:パーソナライズ化した印刷物に反応した層が、比較的新しいお客様であることが分かりました。「反応した層が明確になった」ことにより「次に取るべきコミュニケーション施策を考えやすく」なりました。
この統計学的な考察は、コニカミノルタさんのデータサイエンティストによる分析です。弊社だけでは困難な詳細な分析をして頂き、非常に助かりました。
また、今回初めて行ったお客様へのインタビューにより、自社の商品がどのようにご利用され、どのように喜んでいただけているのかを深く理解することができました。
お客様のニーズやご利用シーンを深く理解することは、今後のサービス改善や商品開発にも繋がる重要なことだと気づくことができました。これら貴重な「お客様の生の声」を取るインタビュー活動や、その声を別のお客様一人ひとりに反映していく個別化コミュニケーションを継続し、末永く愛されるための経営に活かしてまいります。
小田垣 武さま:今回わかった「効果の差」をより大きくしていくために、一人ひとりのお客様の声を丁寧に集めながら、お客様とのコミュニケーションを図っていきます。お客様の声を弊社のさまざまな活動に反映させ、それが会社の文化として根付いていくよう、今回の価値共創をきっかけに継続していきたいと考えています。
編集後記:歴史ある小田垣商店様においても、常に現状課題を見つめ、新しいチャレンジをされる姿勢にコニカミノルタも大きな刺激を受けました。今回、一緒に価値共創活動をさせて頂いたことで、コニカミノルタとしての新たな知見も多く得られました。これからも小田垣商店様のように、一人一人のお客様に寄り添ったコミュニケーションを実現したいという想いのある皆様のお声に、全力でお応えして参りたいと改めて決意いたしました。
お客様との新たなコミュニケーションを実現されたい方、ぜひお問い合わせフォームからご連絡お待ちしております。
なお、コニカミノルタは、丹波篠山市、事業構想大学院大学とともに、
産官学共創から地域の発展を目指す「丹波篠山 事業構想プロジェクト研究」に関する協定を締結しています。
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上記もあわせて、ぜひご覧ください。