抱えていた課題 |
既存顧客に対しお勧め商品のご案内や会員制インテリアクーポンサービスのご案内書面を送付していますが、売上に結び付いておらずクーポンサービスの会員も増えていないため、効果的なナーチャリング施策を検討する必要があった。 |
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共創への期待 |
クーポンやギフトなどインセンティブを付与した紙マーケティングではなく、本質的でかつ効果的なナーチャリング施策を獲得できる期待感。 |
共創後の効果 |
インテリアクーポンサービス登録サイトへの遷移率がパーソナライズハガキにしたことで3倍に。また、会員登録者数も前年度の同月に比べ4.8倍となり大きく改善。他社様の実績を含め1to1の有効性は認識していたが、正直驚愕の結果だった。 |
佐藤賢博さま:DXが推進される中、弊社では紙媒体での案内資料が多いため、有効な案内方法を模索していたところ、DXEXPOでコニカミノルタさんのAccurioDXを拝見し、デジタル×アナログによるマーケティングが顧客体験最大化に繋がると共感したことが共創のきっかけです。
佐藤賢博さま:労力や時間の問題から実行可能なスモールスタートとするため、既存顧客に対してパーソナライズしたハガキと現行の画一的なハガキによるABテストを実施し有効性を検証することにしました。
榎本武揚さま:購入済み商品や担当者を明記したお礼文とご入居されたマンションのモデルルーム写真を掲載し、2パターンのお勧め商品を物件特性に合わせて掲載することでパーソナライズ要素を付与しました。検証はコニカミノルタさんにユニークQRコードを作成いただき、インテリアクーポンサービスの会員登録サイトへの遷移率を比較することで行いました。ユニークQRコードは専用のWEBアプリにて日ごとの遷移状況が確認できたためリアルタイムで計測することができ非常に便利でした。
榎本武揚さま:顧客データはリッチではなく、コニカミノルタさんにアドバイスいただき手を動かしながら工夫して顧客に最適化したDMを作成しました。インテリアクーポンサービス登録サイトへの遷移率がパーソナライズハガキにしたことで3倍になりました。また、会員登録者数も前年度の同月に比べ4.8倍となり大きく改善しました。DXというと新しいシステムを用いて効率的でスマートに改善するものという思い込みがありましたが、まずはできることを泥臭く進めるということで推進できるということを学びました。
佐藤賢博さま:ペーパーレス化を進めていることもあり、情報がデジタル化しつつあるものの、紙媒体が人に与える影響力を信じている部分がありました。今回の共創では、情報技術と組み合わせたマーケティングにより、印刷物が持っている力を発揮できることが分かったことは、紙媒体を多用している部署としては非常に大きな成果でした。
榎本武揚さま:顧客に最適化することで紙媒体の有効性が確認できましたので、サービス自体のご案内書面や各種キャンペーンDM、イベントのご案内など様々な案内書面に活用ができるため、とてもワクワクしています。今回のようにスモールスタートでまずはやってみるということを大切に顧客体験の最大化に向けて取り組んでいきたいと思っています。
編集後記:佐藤さま、榎本さまと共創活動を進めていく中でお二人とも紙がヒトに与えるチカラを信じておられ、顧客育成施策として確信を持ちたいという強い想いを持たれていたことが非常に印象的でした。私自身も同じ想いであり、本共創活動を通じて全員の想いをカタチにするために成果を出したいと全力で取り組ませて頂きました。結果として定量的に大きな成果に繋げられたことは大変嬉しく思っておりますが、共創によって佐藤さまや榎本さまが紙の価値を信じて良かったやとりあえずやってみることの大事さが身に染みて分かったと仰って頂けたことが何よりも嬉しかったです。今後もメック・デザイン・インターナショナル様のご発展に向けて貢献致します!