Creww株式会社様 価値共創事例

Creww株式会社

たった1のテストで得た顧客育成につながる多様な学び

Creww株式会社

Open Innovation Dept.
Biz Dev.
川本 泰嵩 様

抱えていた課題 アフターコロナで先行きが分からない状況下でもリードを増やし、Creww Growthなどの自社サービスの商談につなげてナーチャリングしていきたい。
価値共創への期待 十分な予算もなく、新たな顧客接点の獲得を企画する余裕もない中で、1to1のDMを通じて効果的なナーチャリング施策を獲得できる期待感。
共創後の効果 よりホットなタイミングで顧客にアプローチすること、顧客にフックしやすいオファー(新商材等)をすること、出社率の高い企業などにターゲットを絞ることなど、オフラインでのリードナーチャリングに必要な考えや仮説を獲得できた。

どのような背景でコニカミノルタとの価値共創活動を始めたのでしょうか?

1st step
まずはテストから

川本さま:弊社のクラウド型オープンイノベーション支援サービス「Creww Growth」(https://growth.creww.me/)にコニカミノルタさんが興味を示されたことがきっかけでした。共創という括りでは同じ活動をしており弊社との親和性を感じていたところ、コニカミノルタさんから「1to1DMによる顧客ナーチャリングに関する共創」のお話を頂きました。私のミッションとして「リードナーチャリングをしてサービス利用に繋げていく顧客開発」も担っていたので、非常に魅力的でした。

また、予算内で小さく伴走いただけることは非常に心強く、この価値共創に上司もすぐに同意してくれました。

どのように価値共創を進められましたか?​

川本さま:完全に新規の顧客を狙いにいくと設定すべきパラメータが多すぎて結果も得にくくなるため、今回は資料ダウンロードなど「過去に何らかの接点があった顧客」にターゲットを絞ることにしました。かつ、6ヶ月以上不通となっている顧客に絞り、特定顧客層の掘り起こしの可能性についてテストすることにしました。コニカミノルタさんからも、よりアプローチしづらい顧客に対してプッシュ型の紙DMを活用することは有効であるとのアドバイスも頂くなど、企画をクイックに練っていくことができました。

target
1to1DM
1to1DMのイメージ

川本さま:実際の施策として、2パターンの両面ハガキのシンプルな1to1DMを約200名のお客様お送りしました。パターンA(約100通)は、「事業会社の○○様へ限定オファー」といったパーソナライズ感を少し出したデザイン、パターンBはHPに載っているようなマス向けの情報を載せたデザインです。デザイン案もコニカミノルタさんにご用意頂き、スムーズに制作を進めることができました。

川本さま:また、ABどちらも個別QRコードが付いており、誰がいつアクセスしたかといった計測も行うことで、DM送付後の個別アクションをできるようにしました。具体的には、QRコードにアクセスしてくれたお客様にメールをお送りし、反応がなければお電話を行いました。

また、QRコードにアクセスすると通知が飛んでくるようにしたので、常に顧客アクションを気にしておく必要もなく、かつリアルタイムにお客様にリアクションをかけることができるので、非常に助かりました。

個別QRコードアクセス
個別QRコードを活用したナーチャリング

価値共創でどのような成果が得られましたか?

タイミング・オファー・ターゲット

川本さま:仮説検証の位置付けでミニマムでの実施だったので、いい意味でそこまで期待していなかったのですが、数件のコンバージョンがあり、様々な学びを得ることができました。

一つ目はアプローチを掛けるタイミングです。今回は6ヶ月以上も反応がない顧客に送付したため、DMというプッシュ型のアプローチであっても十分な反応を得られませんでした。資料ダウンロードがあったタイミングなど、顧客の興味がホットなタイミングで良質なアプローチをかけることがいかに重要であるかに気づくことができました。

2つ目はオファー内容です。既にお客様も認知しているであろう既存サービス(Creww Growth)は勿論のこと、2022年11月に「Google for Startups」のパートナーに就任したので、サービスオファーでなくともホットな話題のお知らせだけでも効果が高められるのではと仮説を持つことができました。

3つ目はセグメンテーション・ターゲティングです。コロナ禍でも出社率の高い業種とそうでない業種があると思うのですが、今回はそこへの配慮が足らず一律にセグメンテーションしました。オフライン施策の場合、「そこに人がいる」必要があるので、出社率の高そうな業種業態の顧客にターゲットを絞るべきだったのでは、と仮説を持つことができました。

いずれもやってみて学べたことだと思います。これをミニマムでクイックにテストできたことは非常に良かったと思っています。

今後、コニカミノルタとどのような価値共創をしていきたいですか?​

川本さま:顧客獲得・顧客育成の観点でデジタル印刷がマーケティングに活用できる可能性を感じました。弊社のようにB2Bビジネスをしている場合は、新規事業の担当者など適切な方にアプローチできるかが特に重要ですので、今回の学びを活かしながらオンライン(Webやメール)でもオフライン(イベントやDM)でも顧客育成していきたいです。そしてこれからも、弊社のビジョンでもある「大挑戦時代をつくる」を体現すべく、新たなチャレンジをしていきたいと思います。

to be continued
貴社もコニカミノルタと価値共創しませんか?

ページトップへ戻る